こんにちは!前回、前々回に続いてとある電話占いサービスを事例にBeyond Communication Tools(以下、BCT)とそのバックグラウンドで動いているTwilioを活用して、通信コストを削減する方法について解説していきますね。
前回までで、BCTを利用することで、通信コストが削減できることをご説明しました。ただ、電話占いサービスの場合、発着信方式が異なりますため、削減できるコストも若干変わってきます。今回は、その詳しい解説をしていきますね。
大まかには上記の画像の通り、3パターンとなります。パターン名が若干わかりにくいかもしれませんが、一つずつ解説していきますね。
(2-a) Twilio_占い師、ユーザー双方050着信の場合
こちらが一番スタンダートな利用方法かもしれません。サービスのイメージとしては、電話占いサービスの占い師プロフィールに通話鑑定ボタンがあり、ボタンをクリックしたら電話占いサービス側から占い師とユーザーにそれぞれ電話がかかってくるというものです(正確には、占い師の着信が確認できたら、電話占いサービスからユーザーへ自動発信が行われます)。この場合、ユーザーおよび占い師への通話料金負担はありません。通話料金は電話占いサービス事業者にのみ発生します。最安値は双方がアプリを利用したパターンで0.5円/分!最高値は占い師が050番号を使いユーザーが090番号を利用した場合で21.6円/分となっています。料金パターンは以下の通りです。
占い師 | ユーザー | App(0.25円/分) | 050番号(5.40円/分) | 090番号(16.20円/分) |
App(0.25円/分) | 0.50円/分 | 5.65円/分 | 16.45円/分 |
050番号(5.40円/分) | 5.65円/分 | 10.80円/分 | 21.60円/分 |
分岐条件(2-b) Twilio_ユーザー050発信、占い師050着信
こちらはユーザーが通話料金を負担するパターンです。ユーザー側から直接占い師へ通話するようなサービスインタフェースの場合には、この方式をとることになりますね。この場合の最安値はやはり双方がアプリを利用したパターンで0.5円/分!最高値はユーザーが固定回線で発信をし占い師が050番号を使う場合で6.4円/分となっています(あくまで電話占いサービス事業者の負担料金であることにご注意ください)。料金パターンは以下の通りです。
占い師 | ユーザー | App(0.25円/分) | 電話回線(1.00円/分) |
App(0.25円/分) | 0.50円/分 | 1.25円/分 |
050番号(5.40円/分) | 5.65円/分 | 6.40円/分 |
分岐条件(2-c) Twilio_ユーザー0120発信、占い師050着信
実はこの方式はオススメしていません。というのも、0120着信は料金が高いのです。もちろんサービスのパターンとしてはあり得ますので、参考までにご確認頂ければ幸いです。なお、この方式だとユーザーは通話料金を負担しません。この場合の最安値はやはり双方がアプリを利用したパターンで0.5円/分!最高値はユーザーが電話回線で発信をし占い師が050番号を使う場合で21.6円/分となっています。料金パターンは以下の通りです。
占い師 | ユーザー | App(0.25円/分) | 電話回線(21.60円/分) |
App(0.25円/分) | 0.50円/分 | 21.85円/分 |
050番号(5.40円/分) | 5.65円/分 | 27.00円/分 |
選択肢(3) 電話サポート
さて、こちらはあくまでオプションという形ですが、通話のログを取得するしない等のパターン分けもBCTでは行えます。ご参考までに下記のイメージをご確認いただければと思います。
以上が、BCTおよびTwilioを用いた通信コストの削減方法になります。いかがでしたでしょうか。
ちなみに、BCTを用いれば、電話占いサービスをアプリ化するにあたって気になるマーケット決済手数料の削減もすることができてしまうのです……!これについては、また別の投稿でお伝えしていきます。気になる方は、コーポレートサイトのお知らせよりお問い合わせ頂ければ幸いです。