こんにちは!これからBeyond Blogとして、クラウドAPIやチャット・AI/Bot等に関するブログを更新していきます。
初回の本日は、弊社サービスでも多数利用しているTwilioの最新動向について!
先月9/25になりますが、Twilioビジネスセミナー Vol.42 – SIGNAL London 2017最新情報に参加をしてきました。
Londonで行われたSIGNALの解説、そして注目のTwilio Studioのデモという2段構成でした。
簡単ですが、メモ書きを共有します。
【9/25 twilioビジネスセミナー】
●前座
・SIGNAL London
→5月にSF、秋にロンドンでカンファレンス
→最新情報の共有
●SIGNAL London最新情報
・twilioはじめて話を聞く人(会場への質問)
→一人だけ
・twilio
→電話&SMS APIからコミュニケーションAPIに進化
・品質力
→1年間のtwilioのインタラクション:280億回
→可溶性と成功率、API Availability、Success Rate :10万回に1回のエラー、99.999%
・柔軟性
→豊富なチャネル以外に、監視ツールなどコントロールするための機能がある
様々な国にも対応
→デプロイ数:2016年は6,643から30,000。3.5営業日に一回新しいツールがでてくる
・機動性
→twilioの開発者(API Developers)の数は1.6M、5000,000人がヨーロッパ
1)Studioのクローズドβ提供開始
・visual builder
・ドラッグアンドドロップでコミュニケーションワークフローを作成できる
・テンプレ利用で開発者だけでなく現場が随時変更してA/Bテストなども実現可能
・別のサーバー上にあるリソースと接続可能
・料金体系
→本国のみ
→FREE:Flow(ビジュアルチャート)無制限、1,000エンゲージメントまで
→PLUS:月額99ポンド、20,000エンゲージメントまで
→ENTERPRISE:月額10,000ポンド、無制限エンゲージメント
・米国twilioサイトで申し込みが必要
2)Understandのクローズドβ提供開始
・NATURAL LAUNGUAGE UNDERSTANDING BY TWILIO
・音声をテキスト変換
・構造的なデータオブジェクトへ変換
・自然言語処理により文字列に変換
・適用分野
→IVRの置き換え&短縮化(プッシュを音声にかえるとか)
→自動データ取得(見込み客抽出、サポートのエスカレ、ビジネス機会創出)
→会話インターフェースの提供
・IVRの置き換え&短縮化の例
→クレカ会社から身の覚えのない請求書。クレカ会社に問い合わせをするというようなケース
→IVR操作なしに、音声認識してくれるので担当部署へ直接つながるみたいなイメージ
・動作
→1)モデルの設計:インテントとエンティティの定義、2)モデルの訓練:サンプルデータの用意、3)モデルの実行:実データの用意
→電話/VoIP/SMS/チャット/メッセンジャー
(Facebook/Twitter/Wechat/slack/alexa等と連携)
→現状は US英語のみ
3)FunctionsのNPM連携
・node.jsと連携
・2017/5発表
・サーバーレスの実行環境を提供
・</>twilio Runtimeの一つ
・開発速度の向上、低遅延、スパイク自動化
・開発をしやすくするツール
・NPM連携
→NPM(node.js package manager)を利用したサードパーティー製のライブラリインポートが可能
4)twill super network (インフラ)
・twilioは全世界のキャリアと契約・提携をして各国と通話できるようになっている
・2017年:100国、GDP90+%、60+億人
5)GDPR準拠
・GDPRとはEUで規定している個人情報保護のとりくみ
→個人データの処理&保管を適切にせよ、EEA域外への個人データ移転は原則禁止、個人データの取得・保管・通知のルール
→EUにサービスを提供している日本企業も対象
→違反企業には多額の制裁金:最大25+億円
→2016年4月制定、2018年5月
→例えば、日本でSasSサービスを作って、ヨーロッパの人が利用をすると対象になってしまう
・twilioを使っている限りはGDPRに準拠しているので安心してくださいという取り組み
6)その他の注目のトピック
・Engagement Cloud
→ASK YOUR DEVELOPERの姿勢、問題1:対応しきれない、問題2:運用メンテは酷
→顧客エンゲージメントに大切なこと、適切なチャネル・内容・タイミングでのコミュニケーション
→開発者以外からコミュニケーションをとれるように
→例:Notify→いろんなチャネルにシステムから通知
→もしカスタマーエンゲージメントが簡単に実現できたら?→TwilioStudio
・オムニチャネル
→11/9のCRMデモ&コンファレンスで詳細説明
→googleトレンドだとオムニチャネルは世界的に検索ワード増加傾向、日本だけが減少傾向
・全セッション動画あり
https://www.twilio.com/signal/london
・studio連携イベント
→10/24東京
・メンバー募集
→企画マーケティング
→技術(API/PBX)
→サポート/翻訳
●SIGNAL LONDON 2017新機能のご紹介
・Functions NPM連携
→Functionsはtwilioサービス構築時にサーバーレスで作れる
・sendgridライブラリ
→twilioのHPにあがってるものは動かない・・・
・Studio
→IVR作成デモ
→Channelsとも連携できる
●Q&A
・中国のサイバーセキュリティ法案への対応は?
→アナウンスは特にない
以上です!
Studioが注目されがちですが、「NATURAL LAUNGUAGE UNDERSTANDING BY TWILIO」は日本語対応が未だのようですがGoogle Speech APIと同じようなサービスなので、大変興味深いですね。